依頼者はVOIDに設置された旧式自販機で、
ボタンを押したら缶コーヒーではなく、折り畳まれた手紙が出てきたという。
中身は破れかけた便箋。
文字の一部は消え、宛名も差出人もない。
だが、言い回しが依頼者の亡くなった兄に酷似していた。
藤本:「VOIDの機械は記憶を吐く。記録媒体じゃなくて、
感情の沈殿物が勝手に出力されることあるよ」
香坂:「つまりこれは、機械から出た“遺言のふりをした未練”か」
🐧木蘭ペンギン:
【VOID自販機:保証対象外】
【記憶構文の出力、気まぐれです】
【主任、それ捨てていい?】
手紙の言葉を拾い、依頼者が“読みたいと思った形”で構文化。
最後に「この言葉は、あなたに届くために書かれたものとして処理されました」と記す。