レポレッロがポケットから出してきた、
1枚の名刺サイズの紙。
筆跡、フォーマット、使用言語──すべてがVOID仕様だが、
差出人は「記録に存在しない人物名」。
レポレッロ:「これ、誰のか分かんない。でも、俺がもらったのは確か」
香坂:「じゃあ返せば?」
レポレッロ:「誰に?」
藤本:「“記録にない名前”っていいな。
存在しなかった人間からの構文、めちゃくちゃ使える」
香坂:「それ、悪用の発想だろ」
藤本:「悪意のない構文って、逆に誰も読まないからね」
🐧木蘭ペンギン:
【VOIDからの手紙=受け取ったら責任発生】
【差出人不在=VOIDの標準仕様】
【主任、もう既読だぞ】
香坂はそのメモを、「差出人不在構文」として記録。
構文末に、「読んだ瞬間から、あなたの構文になります」とだけ記す。