十年以上在留し、納税実績も十分。
日本語も流暢で、申請条件は揃っていた。

ただ、本人はやたらと“永住”という言葉に固執していた。
藤本に「なぜ永住したいのか」と問われても、「安心したいから」とだけ。

──そして占い後、依頼者はこう言った。
「安心って、どこで得られるんですかね……?」

申請はされたが、結果は──不許可。

🐧Yes, but…
理由書の最後の一文が削除されていた。
「日本にいれば幸せになれると思っていた」と書かれていた部分が。

カテゴリー: 主任日誌