依頼者はVOID構文士の見習い。
VOID内で不意に自分の名前を“呼ばれた気がする”が、記録も音声も残っていない。
「でも、声はあった。確実に届いた」
とのことで、“感覚の翻訳”を依頼された。
藤本:「それ、記憶じゃなくて“言語未満の構文刺激”だな。
VOIDには時々そういうの落ちてる」
香坂:「落ちてるって何だよ……構文かよ」
藤本:「そう、“出力前の未加工構文”。言葉にされなかったぶん、刺さる」
🐧木蘭ペンギン:
【VOIDで名前を呼ばれる=選ばれたわけじゃない】
【“気づいた側”が勝手に受け取っただけ】
【主任もそろそろ“呼ばれる側”じゃない?】
香坂は「記録されなかった呼びかけ」を、
“主語なき言語衝撃体験”として構文化。
依頼者は読み終えた後、「これ、名前じゃなかった気もします」とつぶやいた。