先日、誰かに訊かれた。
“主任は占ってもらったことがあるのか”と。

あるかないかで言えば――ある。
ただしそれは、構文とは別の意味で“記録されなかった”体験だ。
藤本は、あの日スニファーを使わなかった。
ただ、俺の手を一度だけ握って、
「これは……記録には残さないほうがいい」と言った。

意味は、いまだに不明。
でも、思い出すときは、少しだけ息がしづらい。

🐧Yes, but…
「手の温度は記録されませんでした。
 ──でも、その瞬間だけ、主任の脈拍が“乱れた”のは観測しています。」

カテゴリー: 主任日誌